2018年01月05日 / Category まち歩き
《2017/12/16開催》和紙、打刃物、箪笥…越前市の手仕事に触れるバスツアー
2017年12月16日(土)に「和紙、打刃物、箪笥…越前市の手仕事に触れるバスツアー」を実施しました!!
さて突然ですが…いつも私が着ているハッピの背中部分には、大きな”手仕事ロゴマーク”が描かれているのですが、皆さんはこの意味、知ってますか?これは、越前市内に産地がある国の伝統的工芸品「越前和紙」、「越前打刃物」、「越前箪笥」を表現しています。一番左側が越前箪笥の飾り金具でハート型をくり抜いた「猪目(いのめ)」と呼ばれる日本古来の文様。真ん中が越前和紙。。一番右側が越前打刃物の包丁の波紋を表現しています。
ということで、今回企画したバスツアーは「和紙、打刃物、箪笥…手仕事のまち、越前市」として、一日にして3産地を巡り、職人サンと触れ合い、ものづくり体験ができるという”越前市ダイジェストツアー”です!
今回も県外は滋賀県や石川県のお客様をはじめ、県内各地からたくさんの方にご参加頂きました!どうもありがとうございます!
最初に訪れたのは、越前打刃物をつくる協同工房・タケフナイフビレッジ。ここでは見学通路を通って、熱気に包まれた作業場で一つ一つ”手仕事”で打刃物をつくる職人さんの技を見学しました。
タケフナイフビレッジには「チャレンジ横丁」という体験工房があるのですが、今回はここで、オリジナルペーパーナイフ作りに挑戦です!
職人さんが講師役となって、本格的な指導をして頂けるのが”タケフナイフビレッジ流”です。
タケフナイフビレッジの体験メニューの中では比較的簡単なペーパーナイフ作り・・・。
それでも、自らハンマーで銅板を叩き、削り、磨くのに…90分間格闘します。簡単なモノでも本格的!?なのも”タケフナイフビレッジ流”です。
ペーパーナイフの切れ味を決める”研ぎ”だけは職人さんがやります。やっぱり切れ味が良いのを持って帰って欲しいので…。
90分もの格闘を経て、お手製のペーパーナイフの出来上がり!皆さん、愛おしそうにペーパーナイフを見つめておりました。
あっという間にお昼。昼食は和風レストラン瀧雅でおろしそばとかつ丼を頂いて、午後に向けてスタミナをつけました!
さて、午後からは越前和紙の里へ!。最初に紙漉き体験ができるパピルス館へ行きました。パピルス館の佐々木サンから、越前和紙1500年の歴史について熱く語って頂いき・・・
越前和紙のオリジナルハガキ作りに挑戦です!
自分で漉いた和紙に、押し花や合せ色を使って自由な模様を作ることができます。
最後に脱水にかけたら、乾燥してもらい、約10分ほどで完成!
素敵に仕上がったハガキたちに、皆さん満足気でした☆
次に伝統工芸士の紙漉きを間近で見ることが出来る卯立の工芸館へ。
たまたま「鳥の子保存会」の活動中だったようで、たくさん職人サンがいらっしゃって、たくさんお話を伺うことができました。
次に越前和紙の歴史に触れられる紙の文化博物館へ。学芸員の中川サンに越前和紙の産地・今立五箇のことや越前和紙の特徴などを解説頂きました。
最後は越前箪笥の産地へ。今回は、1年ほど前に工房をリニューアルされた小柳箪笥店へ伺いました。職人の小柳さん自らに越前箪笥の特徴を解説頂きました。
リニューアルを機に工房の”見える化”がされたので、タンス作りの様子も間近で見せて頂くことが出来ました。
更に今回は特別に、奥の工房も見せて頂き、小柳サンのカンナ削りの技術も見せて頂けました!。
当初の予定にはなかったのですが、特別に、カンナ削りを参加者全員、体験させて頂きました!皆さんも大喜びでした☆でも難しかった!
最後は参加者皆さんで”組子”の仕組みを活かした鍋敷きを作りました。
朝9時半から夕方5時半まで、予定がギッシリ詰まった1日でしたが、最後までご参加頂いた皆さんの笑顔をたくさん見ることができて良かったです!
ご参加頂いた皆さま、ご協力いただきました皆さま、どうもありがとうございました!